
私の出身地沖縄にはヤンバルクイナという飛べない鳥がいます。
とっても貴重な動物で現在絶滅の危機にあるかわいそうな鳥なんです。
とてもレアな鳥らしく私もモチロン見たことありません。
ヤンバルクイナの生態
そんな記事です!
絶滅危惧になってしまった理由とは
沖縄の天然記念物に指定されているヤンバルクイナなんですが、もろもろの事情により絶滅しそうです…
なんでか?
他の動物の影響
ヤンバルクイナは沖縄の北部にある
「やんばる」
という森に生息する飛べない鳥なんです。
元々この森にはヤンバルクイナの敵になりそうな動物はほとんどおらず、
飛べなくてもさほど問題も無かったようなんです。
しかし人間がある動物を持ち込んできます。
それは
「マングース」
もともとマングースは沖縄に元々生息している危険なヘビ「ハブ」の退治の為にインドから送り込まれたのです。
しかしハブは夜型、マングースは昼型、しかもハブは危険な動物です。
当然のようにマングースはハブを襲うことはほとんどなく、

その被害者軍団の一人がヤンバルクイナです…
マングースはヤンバルクイナ本体だけでなくヤンバルクイナのエサも食い荒らし、
どんどんヤンバルクイナの数が減っていったのです!
こんなアホな展開の被害にあっているのです!
また野良猫や野良犬の被害も見逃すわけにはいきません!
飛べない鳥なのでネコや犬から見たら歩くエサでしょう。
人間が持ち込んだ動物や飼うのことを放棄した動物による生態系の影響がえらいこっちゃなんです!
人間の影響
結局人間が悪いっていう話なんですよ。
開発行為によるヤンバルクイナの生息域の減少でどんどん追い込まれているんですよ。
道路側溝に落ちたまま亡くなってしまうヤンバルクイナがいるんです。

また5~6月は子供の世話の為に親ヤンバルクイナの活動が活発になる時期みたいなんです。
この時期に多いのが交通事故です!かわいそうすぎます!
一応鳥のマークが書かれている飛び出し注意の道路標識などで注意喚起しているようですがそれでも事故に遭っているんです。
その結果ヤンバルクイナは国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧IA類にカテゴリーされております。
これは
「ごく近い将来に絶滅する可能性が極めて高いもの」
ということです。
ヤバいのです!
ヤンバルクイナの保護

ヤンバルクイナを無双しているマングースや野生化してしまった動物を捕獲してヤンバルクイナの保護を頑張っています。
そもそもマングース等の動物が悪いわけではないのですが…
またヤンバルクイナが道路を横断しないようにトンネルを作るなどして人間との接触の機会を減らしているそうです!
人工繁殖に成功!
人工繁殖にも成功しています!
おかげで野生での生息数が平成17年で700羽前後だったのが、
平成26年では1500頭前後まで増えているみたいなんです!
そして現在沖縄ではヤンバルクイナの展示施設まであったのです!知りませんでした!ごめんなさい!
国頭村安田にある
「安田くいなふれあい公園」
というらしいです!
今度地元に帰ったら行ってみたいです。
でも実家から凄い遠い!
ヤンバルクイナの特徴
ヤンバルクイナってどんな感じの鳥?
沖縄のやんばるにしかいない鳥
ヤンバルクイナって名前の通りなんですが世界中でここにしかいないとんでもなく珍しい鳥です!さすが天然記念物!
1981年に捕獲されて広まったみたいですね。
日本では新種として見つかった一番新しい鳥みたいなんです!
ヤンバルクイナの体形と飛べない理由
体長が35㎝くらい
体重が420gくらい
の小さな鳥で、
真っ赤なクチバシと白い模様がある飛べないくせにやたら目立つ鳥です!
体の大きさに比べて羽が小さく羽ばたく筋肉も発達していないので飛べないのです、でも滑空は出来るみたいですね。
足はそれなり発達しているので走り回るのは得意なんです!
ヒナは真っ黒で可愛いですよ!
生態
雑食性で昆虫や植物の種を食べているみたいです。
野生のヤンバルクイナは警戒心が強いみたいなので見てみたいという人は展示施設へ行くのです。
寝る時は他の動物を避けるために木の上で寝ているらしいです。
しかし巣を地面に作るという習性があるようです…
これもマングースなどが来る前の平和な時代の名残なのでしょうか?
ヤンバルクイナをいじめないで!
我が故郷にしかいない日本で唯一の飛べない鳥です!
人間の手によってピンチに陥り、
人間の手によって回復中です、ピンチには変わりないですけど…
昔と違って敵だらけの森でも未だに飛べない平和ボケの鳥ですが、この鳥が昔のようにのんびりと過ごせることを皆で祈って欲しいのです。