
皆さん怠けたいでしょう。
私も基本的には怠けたいです。
そんなアナタが憧れる動物ナマケモノのお話です。
なんだか妙な進化をした生物ナマケモノ、
何を考えて生きているんでしょう?
睡眠時間が1日約20時間

可愛いですね
活動時間じゃありません睡眠時間です。
コアラも同じくらいの時間眠りますがコアラの場合はエサであるユーカリの栄養価値が低く、毒があるため消化するために結構なエネルギーを使う為と言われています。
しかしナマケモノは違います、エネルギーの消費を抑えるためらしいです。
生物は周囲の環境に適応するため等の理由で進化すると思っていたのですが、
彼は違います、生きるために特化した進化と言っても過言ではありません!
そしてナマケモノは夜行性らしいです。
1日20時間寝るヤツに昼、夜の概念が必要なのか…
食事も怠ける
16世紀のヨーロッパではあまりにもエサを食べないので風から栄養を取り入れている、
というやたらスピリチュアルな動物と思われていたそうなんです。
それもそのはずナマケモノが1日に食べるエサの量は植物8g
ほとんど寝ていてかなり小食、当時の人たちはナマケモノがエサを食べる所を見つけることが出来なかったのでしょう。
そのうち体中にコケが生えてくるんですがそのコケもエサにします、
こうなるとエサを探しに行く手間を省けますね!
消化器官ものんびりしていて食べた者を消化するのに最大で30日近くかかるみたいです。
燃費は凄い良いです、我々の体も…
トイレだけ木から降りる
ナマケモノは1日というか一生のほとんどを木の上で過ごします。
体の構造がその生活に適しているのでぶら下がっても疲れないんだそうです。
食事はモチロン睡眠、交尾まで木の上です。
コレは外敵を避けるためです。
基本的にザコキャラのナマケモノなので木の上にいればワシなどの鳥以外からは見つかりにくいんでしょう。
しかしトイレだけ木から降ります、命を懸けて。
ナマケモノの体にはガが住み着いているんです、そのガがナマケモノの毛に生えているコケの成長を促進させているみたいなんです。
そのガはナマケモノの糞に卵を産むそうです、ナマケモノはガの為に木から降りているんではないかと言われているそうです。
コケは栄養価が高いみたいなので命を懸けてまでガの為、自分の為にするトイレタイムです!
速く動けないの?
本気だしたらもうちょっと動けそうなものですが、体の構造が超省エネになっています。
体温調節ができず、呼吸も少ないために一生懸命動くと体温が上がりすぎ、酸素が足りなくなってしまいます。
地上に降りると体を支える筋力が無いので這って動くことしかできずその速度は1日で数mほどらしいです…
あのなんとも言えないニヤケ顔も表情筋が無いからです…
ナマケモノは速く動かないんではありません、動けないのです!
ナマケモノでした!
ナマケモノは本当に不思議な生物です。
エサをモリモリ食べることが出来るように強く進化せず、
エサを食べなくてもいいように進化しました。
その代償としてかなり貧弱な生物になってしまいましたがそんなナマケモノでも絶滅せずに生き残っているんです。
以外にこんな生き方が正解なのかもしれません…