
タンパク質と言えば肉!

筋トレ中の食事メニューに悩んでいる方が多いと思いますがタンパク「質=肉」と言う考え方って本当に合っているのでしょうか?
この問題はタンパク質の量等の話だけではなく健康面での影響もありますのでしっかりと考えていかないといけないと思うのです。
という事で
肉と野菜の健康への影響
野菜だけでボディービルダーにはなれないのか?
調べてみました!
ちなみに肉はダメ、という話ではありません。
色々調べてどんな食事が良いのかを考えよう、と言う話です。
さらにちなみに私は栄養学の専門家でもなく、詳しいわけでもありません!
タンパク質の量
肉と野菜と比べるとタンパク質の量は肉の方が多く含まれているようです。
量がサイトによって違いがあり、肉の部位によっても変わって来るのですが、
肉100g当たり約15~20g
と言う感じです。
野菜は
納豆1パック 約8.3g
大豆100g 約33g
豆腐100g 約6.6g
厚揚げ100g 10.7約
ぐらいでした。
大豆はさすがの多さです、その辺の肉よりも多いのですが大豆を100gも食べるのはなかなか大変です。
豆以外の野菜のタンパク質の量は
キャベツ100g 約1.3g
もやし100g 約1.7g
わかめ100g 約18g
例としてはこんな感じになります。
単純にタンパク質を摂取するという事に関して言えば肉の方が手っ取り早いでしょう。
そして大事なのが必須アミノ酸!
タンパク質はアミノ酸が集まって出来ています。
そしてアミノ酸は2種類あり
必須アミノ酸(9種類ある)←食べ物から摂取するしかないヤツ
非必須アミノ酸←体の中で作られるヤツ
に分かれております。
さらに必須アミノ酸がどれくらい含まれているかを表す数字としてアミノ酸スコアという数値があります。
これは基準値に対してどのくらいの割合でアミノ酸が含まれているかを表しております。
モチロン100が良いです。
食品とアミノ酸スコアの数値は
鶏肉 100
豚肉 100
牛肉 97
大豆 100
ざっくり書くとこうです!
大豆の栄養・「畑の肉」の理由
↑こちらのせいぶ農産さんのサイトに必須アミノ酸のそれぞれの量も書いてありますが、
大豆は肉に負けていないのです、肉との比較が書いてるので是非見ておきましょう。
肉はテキトーに料理してもそれなりに美味しいし、お腹にも溜まるので手っ取り早くタンパク質を補給するのには最適だと思います。
野菜は大豆のタンパク質量が凄いですが、美味しく食べるとなると料理の腕がある程度必要でしょう。
そして野菜はあんまりお腹に溜まりません…
料理メンドクセーという方はやはり肉か?
健康面
結論から言うと「赤肉」と「加工肉」は要注意です。
「赤肉」は牛、豚、羊、馬、ヤギの肉です。魚や鳥(白肉)は含まれません!
「加工肉」はソーセージ、ハム、ベーコン、コーンビーフ、ソーセージ、ビーフジャーキーなどの干し肉、缶詰肉などの事です!
この肉を食べすぎるとガンになる確率がアップすると言われているのです!
↑こちらは国立がん研究センターのサイト(2011年)です。
こちらによると一日約100g以上肉類全般を食べていた男性は結腸ガンのリスクが高くなり、
赤肉を一日約81g以上食べる女性は結腸ガンのリスクが高くなるそうです。
ちなみに男性の方は赤肉かそうでないかははっきりしていないそうですが、基本的に鳥や魚に対してはガンのリスクが高まるという事はあんまりなさそうです。
↓こちらはアメリカでの研究です。
医療法人社団安藤医院さんのサイトです。
こちらでは赤肉や加工肉をたくさん食べるとがんや心疾患での死亡率が20~30%ほど多くなっています(たくさんと言う基準は食事1000キロカロリーあたり68.1g以上だそうです)。
さらに白肉を多く食べる人は死亡率が低くなる傾向にあると書いてあります!
つまり赤肉や加工肉は食べすぎるな!魚や鶏肉も食べよう!という事です。
野菜に関して調べたのですが食べすぎるとダメだとか、栄養の偏りが心配という記事ばかりだったので極端な食事をしなければ大丈夫なのでしょう。
ここまで赤肉や加工肉をけなしてきましたが、この食品を二度と食うなという事ではありません。
たまには焼肉で牛肉を食いたくなる日もモチロンあるでしょう。
ハムと目玉焼きを食べたくなる日もあると思います。
極端に食べすぎないようにしましょうという事です!
ちなみに↑のサイトの研究のデータは食事内容に関しての物です。
タバコや酒、遺伝などは考慮されておりません。
どんなに肉を我慢していてもガンになる時はなるので我慢してストレスをためすぎない程度にバランスよく食事メニューを考える事が大事だと思います。
普段赤肉や加工肉ばっかり食べている方は魚や鶏肉を食え!
ヴィーガンのボディビルダー達いるの?
ヴィーガンとは完全菜食主義者の人たち、つまり野菜しか食べない人です。
いるのか?と思ったところ…いたんです!
ニマイ・デルガド
フレーザー・ベイリー
といった方々です!
筋肉には肉を思いっきり逆張りしている方達なんですが野菜でムキムキになれちゃっているので野菜でも十分タンパク質と摂取出来ており、ガンなどのリスクも極力押されることが出来ている方達でしょう!
今の時代は肉だろうが野菜だろうがムキムキになれる時代ですよ!
肉と野菜の話でした!
肉はダメ!という話ではありません。
ヴィーガンサイコーという話でもありません。
肉は手っ取り早く美味しくタンパク質と摂取できるが、大豆のタンパク質量は肉よりスゴイ。
でも大豆をバクバク食べる気があんまりしない。
赤肉や加工肉は健康被害の可能性アリ。
魚や鶏肉と言った白肉をバクバク食べよう。
ヴィーガンでもムキムキになれる事を証明している人がいる。
という話です。
これらの事をバランスよく取り込んで自分に合った食事を考えるのです。
筋トレにおいて考えるという事はとても大事だと思います。
食事だけでなくメニューもそうです。
世の中で言われている常識の様な事よりも個人差が大きく左右してくると思うので自分に合った方法を常に勉強して考え続けるのです。